アローラ!ポケットモンスターサンムーン無事に殿堂入りを果たしました。殿堂入りを終えた今の段階での過去作と比較してのメリットとデメリット、ストーリーをひとまず終えた感想を書いていこうと思います。ストーリーの難易度は何回か「めのまえがまっしろになった」くらい結構ハードでした。エンディングが結構こっていたためかなり良かったですね。最後の最後まで作り込んである感じ好きです。
殿堂入り前の僕のパーティの図↓
圧倒的ゴリ押しである。
ポケモンサンムーンのメリット
ポケモン戦闘の改善
相手のトレーナーから指示モーションがある
ポケモン対戦画面ではポケモンだけではなくトレーナーの姿も見えるようになりました。そして、トレーナーはただ突っ立ているだけではなくポケモンが攻撃を出すときに指示モーションを出すようになりました。また、ポケモンをモンスターボールから出すときの投げ方のモーションもトレーナーごとで違うため楽しむことができます。バトレボに近づいてきていますねちょっとしたことだけどテンションが上がりますよ。
一度見たことがあるポケモンのタイプが確認できる
ポケモンって知らないポケモンを一度見ただけではタイプの判別ができませんよね。今作では一度対戦したことがあるポケモンのタイプの確認を行うことができます。ポケモン対戦中3DS下画面で相手ポケモンのアイコンをタッチすることで知りたいポケモンのタイプが何であるのかを確認できます。
ポケモンの能力上昇がどの程度なのか確認できる
例えば技「なきごえ」で攻撃力が一段回下がった、技「つるぎのまい」で攻撃力がぐーんとあがったなどポケモンの能力上昇値を対戦画面で確認することができるようになりました。今までは自分でメモをするか覚えておいて対戦の戦術を考えるのが主であったため非常に助かるサポートシステムとなっております。
上記の画像では赤枠部が能力変化を表しています。バンバドロのぼうぎょが3段階上昇していることが分かりますね。
ターン制のあるものが何ターン目か分かる
例えばとくせい「ひでり」では5ターン日差しが強い状態になります。今までは能力上昇同様自分でメモをするか覚えておくしかありませんでしたが現在「日差しが強い状態」の何ターン目かが分かるようになりました。天候だけではなくトリックルームなどターン数にかかわるフィールドの状態のカウントを確認することができます。
上記の画像では砂嵐状態が5ターンあり今現在3ターン目ということを表しています。
どの技がタイプ相性が良いのか分かる
一度見たことがあるポケモンに対してタイプが戦闘画面で確認できるようになりました。しかしタイプ相性がわかっていなければ相手のポケモンのタイプが分かってもどの技が有効か分かりません。しかし、今作ではポケモンが技を選択する画面で相手のポケモンに対してどの技のタイプ相性が良いのかひと目で分かるようになりました。
L+Aで技の詳細を確認できる
前作からもこのシステム自体はありましたが今作はやり方が表示されております。自分が分からない技の効果を対戦画面で調べることができます。新技も増えたことで既存のプレイヤーでも分からない効果の技が存在しますがすぐにどのような技なのかを知ることができ覚えやすくなっております。
Yボタンでボールを投げれる
野生ポケモンと戦闘をする際にYボタンを押すとボールを投げるかどうか選択できます。一番最後に使ったボールがデフォルトで選択されており横三角を押すと別の種類のボールも選択することができます。ポケモン図鑑を埋めるためボタン一つでボールを選択できるのは便利なシステムですね。
ボールごとのエフェクトが分かりやすくなった
ポケモンを捕まえるためのモンスターボールは種類が色々ありそれぞれ捕まえやすくなる効果が違います。気になるのはそこではなくボールを投げたあとポケモンが出現するときのボールのエフェクト。前作では結構ボールのエフェクトが分かりづらかったのですが今作は力を入れているように感じました。オンライン対戦でもボールにこだわる方は多いため結構嬉しい仕様変更ですね。
フィールド画面の改善
ひでんマシンシステムを廃止してポケライドシステムを採用
過去作ではストーリー攻略の際に大きな岩を動かすために「かいりき」の秘伝技を手持ちのポケモンに覚えさせたり海を移動するため「なみのり」を覚えさせたポケモンを入れたりと手持ちに秘伝技要因のポケモンを入れる必要がありました。
今作ではひでんマシン自体を廃止してしまい代わりにポケモンを状況に応じて呼び出しそのポケモンに「かいりき」や「なみのり」などを代行して貰うことができます。また、秘伝技以外にも自転車やダウジングマシンといった便利なアイテムもポケライドシステムで代用しております。
旅パで秘伝要員に縛られることがなく自由にパーティを組むことができるようになった点は良いですよね。ストーリーをクリアし終えたあとでもいちいちボックスから秘伝要員を持ってこなくても良いのは助かります。
ちなみにポケライドの画面で赤枠部分を選択することにより十字キーでショートカットしてポケライドを利用することができます。ボタン一つで色々と利用できるため非常に便利な機能ですね。
ロトム図鑑で次に行くべき目的地が分かる
引用:http://www.pokemon.co.jp/ex/sun_moon/collect/160602_01.html
ストーリーを進めるうえでどこに進めば良いのかわからないといった疑問を解決するため3DSの下画面に次に進むべき場所をアイコンで表示してくれます。さらに下画面をタッチすることによってタウンマップ機能として活用することができ目的地を発見しやすくなります。
その他
ポケモンを捕まえた際その場で手持ちに加えるか選べる
過去作では一部ポケモンを除きトレーナーの手持ちが6匹の状態でポケモンを捕まえるとそのポケモンはパソコンのボックスに転送されるという仕組みになっていました。今作では手持ちが埋まっている状態でポケモンを捕まえてもその捕まえたポケモンを手持ちに入れるかボックスに送るか選択ができるようになっております。また従来通り捕まえたポケモンはすべてボックスに送りたいという方でも設定画面で捕まえたポケモンをボックスに送ることのみにするように設定ができます。
トレーナーの着せ替えを楽しめる
ポケモントレーナーの着せ替えを楽しむことができます。過去作ポケットモンスターXYであったシステムのきせかえを今作でも採用しております。すべてデフォルトのトレーナーではなく着せ替えをすることで個性あふれるトレーナーにすることができます。ファンの間でもこのシステムの復活は望んでいた人が多いように伺えます。一度ハマるとなかなか抜け出せません。
戦闘中能力アップ効果アイテムの強化
これを使用すると・・・
攻撃力がぐーんとあがる!
戦闘中に使えるアイテム「プラスパワー」や「ディフェンダー」などいままでは能力が1段階しか上昇しなかったものが2段階上昇するようになり強化されています。戦闘用アイテムの強化はかなり重要でストーリーを進めるうえで登場する「ぬしポケモン」は何かのステータスが上昇された状態で登場します。そこで対抗策として防御を上げる「ディフェンダー」や急所率を上げる「クリティカット」を上手く使用すると対戦が非常に楽になります。過去作ではほとんど使用する場面がなく入手してもすぐに売り払っていましたが今作ではストーリー中にこれらのアイテムのおかげで非常に助けられました。
手持ち画面のポケモン・持ち物入れ替えの仕様変更
過去作ではポケモンを選択して「ならびかえ」を選択してポケモンを出す順番を決めていました。今作ではYボタンでポケモンの入れ替えが可能となっています。最初はポケモンが入れ替えられない?と焦りましたが慣れてしまえば非常に役立つシステムです。
ストーリー中にこまめに回復してくれる
体力が減ったポケモンが多くてこのままでは危ない!と言った場面でリーリエがポケモンを回復してくれる場面がしばしばありました。まあ回復してくれること=何かのフラグが立つんですけどもそれでもとても頼りになりました。ありがとうリーリエ。
ポケモンサンムーンのデメリット
野生ポケモンが助けを呼ぶことがある
野生ポケモンの新たな行動として助けを呼ぶことがあるんですね。しかも助けを呼ぶ行動は相手の攻撃を終えた後に行う行動なので呼ばれてしまうとわりとヘイトが溜まります。実際にあった野生ポケモンとの戦闘例を紹介します。
オドリドリが仲間を呼んだ!オドリドリがやってきた。オドリドリの「フェザーダンス」自分のポケモンの攻撃は2段階下がった。呼び出したオドリドリの特性「おどりこ」を使った。呼び出したオドリドリの「フェザーダンス」自分のポケモンの攻撃は2段階下がった。
この状態で自分のポケモン1体攻撃力4段階ダウンで相手のポケモン2体という状況が出来上がる。ファーーーーーーー。戦闘から離脱しました。
ぬしポケモンも仲間を呼んできますがそっちのほうが結構戦略的にエグいことやってくるのでそうとう手強いです。まあまだボス戦だから許せますけどね。
(後にこのシステムが役立つことを知ることになりました。ストーリーでは相当厄介ですけど殿堂入り後に活用できるためメリットへと入るでしょう。ストーリークリアまでは辛抱してみてください) (追記:2016年12月2日)
ポケモンセンターへ入るときAボタンを押さないと入れない
地味に気になった点です。ポケモンセンターへ直接入ろうとするとAボタンのアイコンが表示されAボタンを押さないと中に入れません。今まではAボタンを押さずにそのまま中に入れたので少々手間が増えたのが気になりました。誤作動とか考えるとまああったほうが良いような気もしますがどうなんでしょうね。
街と道路の区切りが分かりづらい
マップ自体が相当広いことがあり街と道路の区別が判断しにくいように感じました。より街らしく作り込まれたといっても良いのでしょうが結構迷子になることが多いです。これはまだフィールドに慣れていないからなのかもしれませんが気になりました。
回復アイテムの大幅仕様変更
「いいきずぐすり」「すごいきずぐすり」「おいしいみず」「ミックスオレ」等仕様が大幅に変更されています。例えば「おいしいみず」という回復アイテムの場合だと過去作は「たいりょくが50かいふくします」。自動販売機で「おいしいみず」が買えるのでおっ大量に買っとこうと思い1本目から幸先が良いことに当たりを引きもう一本おまけが付いてきました。調子に乗ってお金がないのに20本ぐらい買ってからいざ戦闘で「おいしいみず」を使用したら「たいりょくが30かいふくします」とか書いてありました。あの時の喜びは何だったんだー返金してくれー(泣)
というわけで結構仕様変更している場合があるので既存のアイテムでも効果をよく確認してから購入しましょう。
ポケモンSM殿堂入り後の感想
ストーリーを通じての感想を話します。ジム制度廃止で今までのポケモンではなくなってしまうということで不安でした。いざフタを開けてみたらこれまでとは違った新鮮味がある攻略方法だったので楽しむことができました。試練を達成するという新しい要素はどれもよく練られているものだったためポケモンらしい味が出ていて面白かったです。
ストーリー展開も次どうなってしまうのというワクワクした感情が止まらずのめり込むことができました。はじめに触れましたがストーリーの難易度は高いです。確実に大人向けのゲームになりつつあるなと実感したのも事実ですね。ただ初代ポケモンもそれなりに難しかったですし当時とは違う形ですが今の子供にとってもやりがいのあるゲームで良いのではないかなと思います。
ストーリー中に過去作を意識したと思われる内容がいくつかあり昔からのポケモンファンも大切にしているなという印象も受けました。あとはヒロインのリーリエが可愛すぎた。そんなとこですかね。さてやっとストーリーを終えてスタートラインに入ることができました。本当の戦いはこれからだ。